9月13日より施行されるスイス政府による各種制限措置(行動制限)の緩和策

2021/9/8

【概要】

●コロナ証明提示義務の適用対象拡大
スイス連邦内閣は、9月8日の閣議において、ICU病床を含む医療機関の逼迫した状況を受け、9月13日から2022年1月24日までの期間、コロナ証明提示義務の対象を、現在のディスコ入店や大規模イベント参加に加えて以下(1)~(4)に拡大適用することを決定しました。16歳以上が対象となっています。
義務に違反して入場した者については100スイスフランの罰金、施設・イベント主催者については罰金または営業停止措置が科される可能性があります。
 
(1) 飲食店及びバーの屋内空間
・屋外テラス,空港トランジットエリアにおける営業等については対象外です。
 
(2) 文化・レジャー施設(美術館、図書館、動物園、フィットネスセンター、ボルダリング施設、屋内プール、ビリヤード場、カジノなど)
 
(3) 屋内イベント(コンサート、観劇、映画、スポーツ施設、結婚式などの私的イベントを含みます)
・50人以内の宗教行事、政治集会、自助グループの集会については対象外です。
・屋外イベントについては現在の措置を継続し、1000人以上のイベントはコロナ証明の提示を義務付けます。これに満たない規模のイベントについては、主催者の判断によりコロナ証明の提示を求めることが認められます。
 
(4)屋内におけるスポーツ・文化活動(トレーニング、リハーサル等)
閉鎖的な空間で定期的に行う30人以内の固定メンバーによる活動については対象外です。
 
●コロナ証明は、ワクチン接種完了者、コロナ感染回復者、陰性証明所持者に発給され、携帯電話アプリもしくは紙形式での提示が可能です。

●コロナ証明の提示を前提とした施設・イベント等では、各種行動制限(マスク着用等)は解除されます。
 
〇スイス連邦内閣閣議決定
https://www.admin.ch/gov/en/start/documentation/media-releases.msg-id-85035.html
(リンクは英語、他にドイツ語、フランス語及びイタリア語有)

【本文】

1. コロナ証明
コロナ証明は、ワクチン接種完了者、コロナ感染回復者、陰性証明所持者に発給され、携帯電話アプリもしくは紙形式での提示が可能です。コロナ証明の提示を前提とした施設・イベント等では、各種行動制限(マスク着用等)は解除されます。一方で、コロナ証明の提示を前提としない場合は、現行の行動制限は継続されます。


2.各種制限措置(行動制限)
○マスク着用義務
・屋内:マスク着用義務【継続】(ただし、コロナ証明提示の場合は解除)
・屋外:マスク着用義務は解除【継続】
※職場のマスク着用は雇用主が任意で決定可能。
※後期中等教育機関及び職業訓練学校:マスク着用義務は解除(各州当局が新型コロナウイルス対策に関する責任を負う)
※公共交通機関の場合、プラットホーム(地下を含む)、停留所、地下道や陸橋、ホールやアーケードなど、少なくとも両側に大きな開放部分がある全ての場所は屋外エリアと見なされる(マスク着用義務が廃止)。
※通路やショッピングエリアを含む鉄道駅地下の閉鎖的な施設、待合室など(チューリッヒ中央駅の地下空間等)は、屋内エリアと見なされ、引き続きマスク着用義務あり。
※スイス連邦保健庁は、社会的距離(1.5m)を確保できない場合はマスク着用を推奨
 
○ホームオフィス
・職場については、職場における適切な感染防止措置や検査コンセプトの実施に必要である場合に限り、雇用者は従業員のコロナ証明所持の有無を確認することが可能。この確認した情報については、専ら適切な感染防止措置などの目的のために使用すること。
・従業員に検査の受検を要請する場合の費用については雇用者の負担。ただし、定期検査制度の枠内で行われる検査については連邦政府が負担。
・ホームオフィスは義務ではなく推奨に (ホームオフィス実施は雇用者が任意に決定可能)【継続】

○私的集会(友人や家族の集まり)【継続】
・人数制限(子供も人数に含む)
 屋内:上限30人
 屋外:上限50人
 
○全てのイベント
・コロナ証明を入場の条件とするイベント:各種制限なし【継続】
※1000人以上の大型イベントは州当局の許可が必要
・屋内イベント(コンサート、観劇、映画、スポーツ施設、結婚式などの私的イベントを含む):コロナ証明提示の義務化。(2021年9月13日より)
ただし、50人以内の宗教行事、政治集会、自助グループの集会は対象外。
・屋外イベント:1000人以上のイベントはコロナ証明提示が義務【継続】。1000人以下のイベントは、主催者の判断によりコロナ証明の提示を求めることが認められる。(2021年9月13日より)

○飲食店・バー
・屋内空間におけるコロナ証明提示の義務化。(2021年9月13日より)
 ただし、屋外テラス,空港トランジットエリアにおける営業等については対象外
・屋外:コロナ証明提示の義務なし。着席義務・連絡先提出義務なし、テーブル間の距離確保
 
○ディスコ、クラブ
・(入場者を)コロナ証明を持つ人に限定することを条件に、再開可能、マスク着用義務なし。【継続】
・屋内:コロナ証明提示の義務化。(2021年9月13日より)

○店舗 【継続】
・顧客1人当たりの面積要件廃止
・コロナ証明を入場の条件としない場合は人数制限(上限は収容人数の3分の2)
 
○文化、スポーツ、その他レジャー施設
・コロナ証明提示の義務化。(2021年9月13日より)
・対象の文化・レジャー施設は、美術館、図書館、動物園、フィットネスセンター、ボルダリング施設、屋内プール、ビリヤード場、カジノなど。

○スポーツ・文化活動(トレーニング、リハーサル等)
・屋内:コロナ証明提示の義務化。(2021年9月13日より)
ただし、閉鎖的な空間で定期的に行う30人以内の固定メンバーによる活動については対象外。
・屋外:各種制限なし
 
○教育機関
・大学におけるコロナ証明書提示義務の導入
 各州及び大学では、学士課程及び修士課程におけるコロナ証明書提示義務の導入が可能となります。コロナ証明書提示を導入する場合、マスク着用義務及び講義室の人数制限(収容可能数の3分の2)は適用されない。


3.各種措置に違反した場合
・刑事罰による罰金が科される可能性あり:罰金50~200スイスフラン
・コロナ証明提示義務違反の場合は罰金100スイスフラン


4.各州による制限
各州政府の最新情報をご確認ください。


【参考】
○ スイス連邦政府: 行動制限について
○ スイス連邦保健庁:コロナ証明について
○ スイス連邦保健庁:新型コロナウイルス感染症についてのFAQ(イベント及び職場について)
○ スイス連邦保健庁:新型コロナウイルス感染症から身を守る方法
○ 各州情報