特別展「日スイス関係の黎明期-19世紀後半のスイス人が見た日本-」の開会式を行いました。(関連の講演会イベントへのお申込みを受付けています。)

令和元年10月11日
 10月3日(木)当館広報文化センターにおいて、特別展「日スイス関係の黎明期-19世紀後半のスイス人が見た日本-」の開会式を行いました。
 
 開会式開始前、まずは来場者の皆さまに展示内容をご覧いただく時間を取った後、当館広報文化センター所長下飼手一郎が挨拶を述べ、今次特別展開催にあたり多大なご協力をいただいたすべての皆さま、特に、プロジェクトの全面指揮を取り、また展示物の借用に際し所有者との仲介をしてくださったチューリッヒ大学東アジア芸術史学科学科長ハンス・ビャーネ・トムセン教授に格別の感謝を申し上げました。続いて、トムセン教授からご挨拶をいただき、その中で今回の展示概要や歴史的背景についてもご説明いただきました。
 
 
 
展示をご覧になる来場された皆さまの様子

 
  19世紀後半に撮影された写真の原板が多く展示されています。

 
 
当館広報文化センター所長 下飼手による挨拶
 
  トムセン教授によるご挨拶
 
 

 その後、アペロに移行し、来場者の皆さまに懇談いただきながらゆっくり展示をご覧いただきました。ご来場いただいた方々から、今次特別展への評価のお声を多くいただきました。
 
 
 
アペロの様子

 
  アペロの様子

 
 
ご自身の鉄瓶コレクションをご覧になる
シュテーヘリン元駐日大使ご夫妻
  展示をご覧になる来場された皆さまの様子
 
 


 「日スイス関係の黎明期-19世紀後半のスイス人が見た日本-」展は、チャールズ・チーグラー氏、アーノルド・ドゥムラン氏、そしてヴィルヘルム・クープレヒト氏の3氏に焦点を当て、19世紀後半初めて日本へ渡ったスイス人が日本から持ち帰った本や木版画、当時の写真、手紙の実物といった貴重な品々を展示しています。これらの展示品からは当時の日スイス間の活発な交流の様子が鮮明に見て取れ、その頃からすでにスイスが日本にとっての重要な取引相手であったことを示しています。また、元駐日スイス大使のフリッツ・シュテーヘリン博士ご夫妻が日本駐在中に収集した日本の鉄瓶コレクションも展示しています。
 
 
 
展示会場の様子

 
  展示会場の様子

 
 
展示されている鉄瓶コレクション,背景は
チャールズ・チーグラー氏の写真コレクション

 
  ヴィルヘルム・クープレヒト氏の木版画コレクションからの一作品

 
 
 
 今次特別展は2020年1月31日まで開催中で、展示内容に沿った様々なテーマに関する講演会を計4回実施します。講演会へご参加を希望される場合は、事前のご予約をお勧めします。特別展及び講演会に関する詳しい情報は、こちら(独語)をご覧ください。