スイスへの入国制限について

2021/4/7
 4月7日、スイス連邦保健庁は、スイス入国に際し検疫(自己隔離)措置等の対象となる、感染リスクが増大している国・地域のリストの改訂(19回目)を発表しました。今回の改訂は(1)4月8日から4月18日までの期間(現行リストから一部の国・地域を削除),(2)4月19日以降の期間((1)のリストに新たな国・地域を追加)の2段階で構成され,過去10日以内に当該国・地域に滞在歴のあるスイス入国者に最大10日間の検疫(自己隔離)義務が課されます。同リストの対象国・地域の詳細は、以下7(4)をご参照ください。

 なお、日本は、改訂後も検疫措置等対象国となっていないため、自己隔離は求められませんが、2月8日から入国制限措置免除対象から除外となったため、スイスの長期滞在許可を所持する者や例外的に承認された者(不可欠(essential)な短期商用等の目的で一定の条件を満たす場合)のみが認められ、観光等の短期滞在目的での入国は認められません。


1.日本からスイスへの入国制限について

 2021年1月28日のEU理事会勧告を踏まえ、2月5日、スイス連邦司法・警察省は、スイスが入国制限措置を解除しているシェンゲン協定加盟国以外の第三国リストを改訂する政令を公表(2月8日から有効)しました。詳細については、以下4をご参照ください。
 この改訂により、日本は入国制限措置解除対象リストから除外されるため、2021年2月8日(月)午前00時以降、日本からスイスへの入国は、昨年3月25日から7月19日まで行われていたのと同様、スイスの長期滞在許可を保持する者や例外的に承認された者(不可欠(essential)な短期商用等の目的で一定の条件を満たす場合)のみが認められ、観光等の短期滞在目的では認められなくなります。
 なお、シェンゲン協定加盟国に居住する者など、下記2、3及び4の対象者については、引き続き入国が可能です。
 また、日本からスイスへの入国への入国が認められる場合であっても、2月8日以降、すべての渡航者についてスイス入国前72時間以内のPCR検査陰性証明、もしくは、簡易抗原検査(Antigenschnelltest)結果の提示が義務づけられます。ただし、12歳未満の子供は提出義務を免除されます(2月17日追加)


 最新状況はスイス連邦移民庁のホームページをご確認ください。

〇参考:スイス連邦移民庁ホームページ: 入国制限について
〇参考:スイス連邦移民庁ホームページ: 入国制限の対象について
〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: 入国について

2. 2020年6月15日以降、シェンゲン加盟国からスイスへの入国制限解除に伴い、以下の対象者は通常通り入国が可能です
• スイス国籍者
• シェンゲン加盟国国籍者
• EU/EFTA加盟国から自由に移動する権利を有する者
• 第三国国籍者で、スイス査証を必要とせず、すでに合法的にシェンゲン加盟国に居住する者
• 第三国国籍者で、スイス査証を必要とするが、有効なシェンゲン査証もしくはシェンゲン加盟国滞在許可書を持つため、すでに合法的にシェンゲン加盟国に居住する者
• スイスの滞在許可書を有する者


3.  以下のシェンゲン加盟国から直接入国する場合、国籍に関係なく、入国制限が廃止され、通常の入国措置が適用されます。
シェンゲン加盟国:ベルギー、デンマーク、ドイツ、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシャ、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、スウェーデン、スロバキア、スロベニア、スペイン、チェコ、ハンガリー。


4. 一部の第三国からの入国制限の廃止 (2021年2月8日より日本は対象外となり、日本からの入国は再び制限されます)
 2020年7月20日より、スイス連邦司法・警察省が指定する以下のEU及び欧州諸国、一部の第三国から直接入国する場合、国籍に関係なく、入国制限が廃止され、通常の入国措置が適用されます。但し、同措置は、今後、変更される可能性があります。最新状況はスイス連邦政府のホームページをご確認ください。

対象国【2021年2月8日午前0時より有効】
アンドラ、オーストラリア、ブルガリア、バチカン市国、アイルランド、韓国、クロアチア、モナコ、ニュージーランド、ルワンダ、ルーマニア、サンマリノ、シンガポール、タイ、キプロス。

〇参考:スイス連邦移民庁ホームページ: 入国制限について
〇参考:スイス連邦移民庁ホームページ: 入国制限の対象について
〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ:入国について


5.全てのスイス入国者(原則)に対する新たな措置の導入
(1)感染者追跡のための連絡先情報提供の義務化
 2021年2月8日(月)以降、以下7の感染リスクが増大している国・地域から入国する場合、又は、それ以外の国・地域から航空機、船舶、バス及び鉄道でスイスに入国する場合、全ての渡航者は、入国に先立ち感染者追跡のための連絡先情報の提出が必要となり、入国フォーマット(電子フォーマット)の記入が義務づけられます。必ずスイスへの入国前に、入国フォーマットを以下のウェブ上で記入してください。子供については同行する大人の入国フォーマットに追記することが可能です。入国フォーマットの記入後、電子メールで登録確認のQRコードが送付されてきますので、入国時に登録確認メールをプリントアウトしたもの、もしくはQRコードのスマートフォン画面を提示してください。

〇参考:スイス連邦政府ホームページ: 入国フォーマット(電子フォーマット)
〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: 入国フォーマットについて

(2)スイス入国時におけるPCR検査陰性証明提示の義務化
 2021年2月8日(月)以降、以下7の感染リスクが増大している国・地域から入国する場合、又は、それ以外の国・地域から空路で入国する場合、渡航者は、スイス入国前72時間以内のPCR検査陰性証明、もしくは、簡易抗原検査(Antigenschnelltest)結果の提示が義務付けられます(空路の場合、陰性証明確認は航空機の搭乗前に行われます)。ただし、12歳未満の子供は提出義務を免除されます。

〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: PCR検査陰性証明の提示について


6. その他の第三国からの入国の制限 (2021年2月8日より日本はこちらの対象になります)
 スイス政府(連邦移民庁)は、上記3及び4以外の第三国を感染リスクの高い国に指定しており、スイスへの入国資格を有しない限り、観光など如何なる理由であっても、これらの国からの入国は制限されます。(特別な理由がある場合は90日の査証免除の入国が許可されます)。

 2020年8月28日、スイス連邦政府は、8月31日以降、第三国国籍者(日本人を含む非EU・EFTA市民)に対して、スイス政府が指定する感染リスクの高い国から出発した場合、感染リスクの高い国ではない国を経由したとしても、スイスへの入国を制限する措置を実施する旨発表しました。感染リスクの高い国ではない国からの渡航者は、たとえ感染リスクの高い国を経由した場合でも、空港の国際線トランジットエリアから出ない限りスイスに入国することが可能です。

〇参考:スイス連邦政府プレスリリース:第三国から空路で経由便を使って入国する場合の制限について


7. (スイスが指定する)感染リスクが増大している国・地域からのスイス入国にともなう検疫(自己隔離)措置等
上記1~6.に関係なく、スイス連邦保健庁が指定する感染リスクが増大している特定の国・地域からの全ての入国者に対しては、検疫(自己隔離)措置が実施されます【2020年7月1日閣議決定】。スイス国籍者やスイス居住者等については、スイスから国外に旅行に行く場合は注意が必要です。

(1) 主な内容:スイスへ入国する過去10日間以内に感染リスクが増大している特定の国又は地域に滞在した者は、スイス入国後直ちに自宅又は宿泊施設に移動し、最大10日間の自己隔離を実施する必要があります。また、検疫措置(自己隔離)の義務を負う者は、スイス入国から2日以内に所管の州当局に入国した旨を報告し、当局の指示に従わなければなりません。

(2)スイス入国後の自己隔離期間について
 2021年2月8日(月)以降、(スイスが指定する)感染リスクが増大している国又は地域からスイスに入国する場合において、渡航者は、引き続き入国後10日間の検疫(自己隔離)を実施する必要がありますが、(入国後の)抗原検査又はPCR検査結果が再び陰性の場合は、7日後に検疫措置を終えることが可能となりました。なお、入国後2日以内に滞在する各州当局への連絡が必要な点は変わりません。

〇参考:スイス連邦政府プレスリリース: 入国後の自己隔離について
〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ:検疫措置及び各州連絡先について

(参考:スイス連邦政府プレスリリース
https://www.admin.ch/gov/de/start/dokumentation/medienmitteilungen/bundesrat.msg-id-82136.html


(3) 当該措置の対象外者(ただし、新型コロナウイルス感染の症状を示す者を除く)
• 越境通勤者及び運送関係者
• 医療関係者、保安関係者、外交関係者等(雇用主が証明する必要あり)
• 鉄道、バス、船舶及び航空機の乗務員等
• 職業上又は医療上の理由で、延期不可能な事情による者
• 乗り継ぎのため、感染リスクの高い国又は地域に24時間未満の間滞在した者
• 他国への通過目的でスイスに滞在する者
• 感染リスクの高い国又は地域で開催された文化行事、スポーツ大会ないし専門会議に参加した芸術家、スポーツ選手、会議参加者(但し、当該イベントにおいて適切な感染予防措置が執られている場合)

(4)連邦保健庁(BAG)の指定する感染リスクが増大している国・地域リスト
 4月7日、スイス連邦保健庁は、スイス入国に際し検疫(自己隔離)措置等の対象となる、感染リスクが増大している国・地域のリストの改訂(19回目)を発表しました。今回の改訂は(1)4月8日から4月18日までの期間(現行リストから一部の国・地域を削除),(2)4月19日以降の期間((1)のリストに新たな国・地域を追加)の2段階で構成され,スイス入国以前の10日間以内に同リストの対象国又は地域に24時間以上滞在した者に対し、最大10日間の自己検疫義務(陰性証明やワクチン接種証明があっても自己検疫義務は免除されません。違反者に対しては罰金が課される場合があります)及び各州当局への届出義務が課されることになります。

 連邦保健庁による対象国・地域リストは今後も随時改訂される予定のため、最新情報はスイス連邦政府のホームページをご確認ください。
 

(ア)【4月8日~4月18日の期間】


<スイスに隣接していない国・地域>

(※海外領土等、当該国全領域を含む)(※アルバニア,イスラエル,ジャマイカ,アラブ首長国連邦を削除。)
アンドラ,バーレーン,ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ,ブラジル,ブルガリア、チリ,エストニア,ギリシャ,ヨルダン、コソボ、クウェート,ラトビア,レバノン,ルクセンブルク,モルディブ,マルタ,モルドバ,モナコ,モンテネグロ,オランダ,北マケドニア,パレスチナ,パラグアイ,ペルー,ポーランド、ルーマニア、サンマリノ,スウェーデン,セルビア,セーシェル共和国,スロバキア,スロベニア,南アフリカ共和国,タンザニア,チェコ,ウクライナ,ハンガリー,ウルグアイ,キプロス。

<スイス隣接国・地域>
【オーストリア】(※変更無し)
・ブルゲンラント州
・ケルンテン州
・ニーダーエスターライヒ州
・オーバーエスターライヒ州
・ザルツブルク州
・シュタイアーマルク州
・ウィーン州

【フランス】(※コルス地域圏を削除)
・サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
・オー=ド=フランス地域圏
・イル=ド=フランス地域圏
・ノルマンディー地域圏
・オクシタニー地域圏
・ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏
・プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏

【ドイツ】(※変更無し)
・チューリンゲン州

【イタリア】(※アブルッツォ州,バジリカータ州,モリーゼ州,ウンブリア州を削除)
・エミリア=ロマーニャ州
・フリウリ=ベネチア・ジュリア州
・カンパーニャ州
・ラツィオ州
・リグーリア州
・マルケ州
・トスカーナ州
・ベネト州

(イ)【4月19日以降の期間】
<スイスに隣接していない国・地域>
(※下線部の国・地域を追加)
アンドラ,アルメニア(追加),バーレーン,ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ,ブラジル,ブルガリア、チリ,エストニア,ギリシャ,ヨルダン、コソボ、クロアチア(追加),クウェート,ラトビア,レバノン,リトアニア(追加),ルクセンブルク,モルディブ,マルタ,モルドバ,モナコ,モンテネグロ,オランダ,北マケドニア,パレスチナ,パラグアイ,ペルー,ポーランド、ルーマニア、サンマリノ,スウェーデン,セルビア,セーシェル共和国,スロバキア,スロベニア,南アフリカ共和国,タンザニア,チェコ,トルコ(追加),ウクライナ,ハンガリー,ウルグアイ,キプロス。

<スイス隣接国・地域>
【オーストリア】(※変更無し。)
・ブルゲンラント州
・ケルンテン州
・ニーダーエスターライヒ州
・オーバーエスターライヒ州
・ザルツブルク州
・シュタイアーマルク州
・ウィーン州

【フランス】
・ブルターニュ地域圏(追加)
・サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
・オー=ド=フランス地域圏
・イル=ド=フランス地域圏
・ノルマンディー地域圏
・ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏(追加)
・オクシタニー地域圏
・ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏
・プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏

【ドイツ】
・ザクセン州(追加)
・チューリンゲン州

【イタリア】
・プーリア州(追加)
・エミリア=ロマーニャ州
・フリウリ=ベネチア・ジュリア州
・カンパーニャ州
・ラツィオ州
・リグーリア州
・マルケ州
・トスカーナ州
・ベネト州

〇参考:連邦保健庁(BAG)ホームページ:感染リスクが増大している国・地域リスト


(5)ワクチン接種済みの場合でも、陰性証明を有していても、検疫措置(自己隔離)の義務は免除されません。検疫措置(自己隔離)の義務を遵守しない者に対しては、重大な違反の場合は最高1万フランの罰金を各州が科す場合がありますのでご注意ください。

〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: 自己隔離について