スイスへの入国にかかる各種措置について(7月29日更新)

2021/8/4

(概要)

●スイスへの入国にかかる措置には、スイス連邦移民庁が定める入国制限措置と、スイス連邦保健庁が定める検疫等の措置の2種類があります。

●2021年6月17日(木)に入国制限措置を免除する国・地域のリストが改訂され、2021年6月21日(月)以降、査証免除による日本からの入国(90日以内の観光目的を含む短期滞在)が再び認められています。なお、同リストは7月16日(金)にも改訂されました。

●一方で、日本から飛行機で入国する場合には、入国フォームの登録と、ワクチン接種完了者や新型コロナウイルス感染症からの回復者を除き、入国の72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書もしくは入国前48時間以内の簡易抗原検査(Antigenschnelltest)の提示が必要です。また、各航空会社が独自のルールを設けている場合があります。内容をご確認いただくとともに情報収集に努めてください。

●スイス入国の際の検疫等の措置は、いずれも、出発地、ワクチン接種の有無、入国手段等の条件によって異なります。入国措置及び検疫等措置は随時変更されますので、ご自身がどれに該当するかはスイス保健庁のトラベル・チェック(セルフチェック)で最新情報をご確認ください。

●2021年7月9日、スイス政府はスイスのコロナ証明書(Covid-Zertifikat)とEU/EFTA加盟国が発行するデジタル新型コロナ証明書の相互承認を発表しました。これにより、同日以降、スイスのコロナ証明書がEU/EFTA全域で使用可能になり、EU/EFTA加盟国が発行するコロナ証明書もスイスで認められます。ただし、スイスのコロナ証明書の効力を含め入国に関していかなる要件を課すかは各国入管当局の管轄事項であり、国によってワクチンに関する条件(有効期間、ワクチンの種類等)や入国にかかる検疫等の措置(隔離、入国登録、PCR検査等)が異なり、かつ随時変更される可能性がありますので、渡航先の入国要件等の最新情報をご確認ください。

(本文)

1.スイス連邦移民庁が定める入国制限措置
(1)スイス連邦移民庁は、(シェンゲン協定加盟国からの入国など国際約束に基づくもの及び一部の入国制限措置免除国・地域を除き)外国からの入国を原則として長期滞在許可保持者や不可欠な短期商用の目的等に制限するという入国制限措置をとっています。2021年6月17日(木)、入国制限措置を免除する国・地域のリストが改訂され、これにより、2021年6月21日(月)以降、査証免除による日本からの入国(90日以内の観光目的を含む短期滞在)が再び認められています。

(2)以下に該当する場合は、通常の入国措置が適用されます。
(ア)以下の国籍者等
• スイス国籍者
• シェンゲン加盟国国籍者
• EU/EFTA加盟国から自由に移動する権利を有する者
• 第三国国籍者で、スイス査証を必要とせず、すでに合法的にシェンゲン加盟国に居住する者
• 第三国国籍者で、スイス査証を必要とするが、有効なシェンゲン査証もしくはシェンゲン加盟国滞在許可書を持つため、すでに合法的にシェンゲン加盟国に居住する者
• スイスの滞在許可書を有する者
(イ)その他の入国制限措置免除国・地域からの入国者
アルバニア、アンドラ、アルメニア、アゼルバイジャン、オーストラリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルネイ、ブルガリア、バチカン市国、香港、アイルランド、イスラエル、日本、ヨルダン、カナダ、カタール、コソボ、クロアチア、レバノン、マカオ、モルドバ、モナコ、モンテネグロ、ニュージーランド、ルワンダ、北マケドニア、ルーマニア、サンマリノ、サウジアラビア、セルビア、シンガポール、韓国、台湾、タイ、米国、キプロス。

(3)以下のシェンゲン加盟国から直接入国する方は、国籍に関係なく、通常の入国措置が適用されます。
ベルギー、デンマーク、ドイツ、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシャ、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、スウェーデン、スロバキア、スロベニア、スペイン、チェコ、ハンガリー。

(4)なお、上記対象国は、今後、変更となる可能性があります。最新状況は以下のスイス連邦政府のホームページをご確認ください。
(参考)スイス連邦移民庁ホームページ:入国について
https://www.sem.admin.ch/sem/de/home/themen/einreise.html
(参考)スイス連邦移民庁ホームページ:入国の条件について
(参考)スイス連邦保健庁ホームページ:入国について
(参考)スイス連邦保健庁ホームページ:航空機での入国に関する規則について

(5)入国制限措置対象国を経由しての入国については、空港の国際線トランジットエリアから出ない限りスイスに入国することが可能です。
(参考)スイス連邦政府プレスリリース:第三国から空路で経由便を使って入国する場合の制限について


2.スイス入国に際しての検疫等の措置
(1)日本から飛行機で入国する場合には、入国フォームの登録と、ワクチン接種完了者や新型コロナウイルス感染症からの回復者を除き、入国の72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書もしくは入国前48時間以内の簡易抗原検査(Antigenschnelltest) の提示が必要です。

(2)日本以外からスイスに入国する場合は、出発地、ワクチン接種の有無、交通手段等の条件によって、検疫等の措置(入国フォームの登録、PCR検査陰性証明書の提示、自己隔離の実施)が課せられる場合があります。これらの措置は随時変更されますので、ご自身がどれに該当するかはスイス保健庁のトラベル・チェック(セルフチェック)で最新情報をご確認ください。
(参考)スイス連邦保健庁ホームページ:トラベル・チェック
https://travelcheck.admin.ch/home (独語、仏語、伊語、英語)

(3)「懸念される変異株が蔓延する国」のリストが8月3日に改定され、これまで対象国とされていたインド、ネパール、英国が対象から外れたことで、8月4日以降は「懸念される変異株が蔓延する国」の対象国・地域はありません。なお、同リストは随時改訂されており、今後対象国・地域が新たに指定された場合には、スイス入国以前の10日間以内にこれら対象国又は地域に24時間以上滞在した者には、検疫等措置(入国フォームの登録、PCR検査陰性証明書の提示、自己隔離の実施)等が課されます。
 
〇参考:連邦保健庁(BAG)ホームページ:懸念される変異株が蔓延する国リスト
https://www.bag.admin.ch/bag/de/home/krankheiten/ausbrueche-epidemien-pandemien/aktuelle-ausbrueche-epidemien/novel-cov/empfehlungen-fuer-reisende/liste.html

(4)検疫等の措置の概要
(ア)PCR検査陰性証明提示
 飛行機でスイスに入国する場合(もしくはスイス入国10日前に「懸念される変異株が蔓延する国」に滞在した場合(注:現時点では該当国はありません))、ワクチン接種が完了していない方及び過去6ヶ月間のコロナ完治を証明できない方は、スイス入国審査の際に、入国前72時間以内に取得したPCR検査陰性証明もしくは入国前48時間以内の簡易抗原検査(Antigenschnelltest)の提出が求められます。なお、16歳未満の子供は提出義務を免除されます。
また、航空会社によっては航空機搭乗の際にも陰性証明書の提示を求められる場合がありますので、ご注意ください。

〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: PCR検査陰性証明の提示について
〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: 航空機での入国に関する規則について

(イ)10日間の隔離
(注:本項の措置は,現時点では対象となる国・地域がないため,実施されていませんが,今後新たに対象国・地域が指定される可能性がありますので,ご注意ください。)
 スイス入国以前の10日間以内に「懸念される変異株が蔓延する国」に滞在していた場合、ワクチン接種が完了していない方及び過去6ヶ月間のコロナ完治を証明できない方は、スイス入国後直ちに自宅又は宿泊施設に移動し、最大10日間の自己隔離を実施する必要があります。また、スイス入国から2日以内に所管の州当局に入国した旨を報告し、当局の指示に従う必要があります。子供にも隔離義務が課せられます。
(入国後の)抗原検査又はPCR検査の結果が再び陰性の場合は、7日後に検疫措置を終えることが可能です。検疫措置(自己隔離)の義務を遵守しない者に対しては、重大な違反の場合は最高1万フランの罰金を各州が科す場合がありますのでご注意ください。

〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: 自己隔離について
〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ:検疫措置及び各州連絡先について

(ウ)入国フォーム登録
 空路でスイスに入国する場合は、スイス入国前に、入国フォームを以下のウェブページから登録することが必要です。子供の情報は同行する大人の入国フォームに追記可能です。入国フォームの登録後、電子メールで登録確認のQRコードが送付されますので、入国時には、登録確認メールを印刷したもの、またはスマートフォンでQRコードを提示してください。
(参考)スイス連邦政府ホームページ: 入国フォーム(電子フォーマット)
(参考)スイス連邦保健庁ホームページ: 入国フォーム登録について
 

3.スイスのコロナ証明書(Covid-Zertifikat)
(1)スイス政府は2021年6月7日にコロナ証明書の発給を開始しました。
スイスのコロナ証明書は、ワクチン接種完了者については最終接種から365日間、回復者については陽性の検査結果の11日後から180日間有効です。陰性の結果については、PCR検査については72時間、簡易抗原検査は48時間有効です。
 
(2)2021年7月9日、スイス政府はスイスのコロナ証明書(Covid-Zertifikat)とEU/EFTA加盟国が発行するコロナ証明書の相互承認を発表しました。これにより、同日以降、スイスのコロナ証明書がEU/EFTA全域で使用可能になり、EU/EFTA加盟国が発行するコロナ証明書もスイスで認められます。ただし、スイスのコロナ証明書の効力を含め入国に関していかなる要件を課すかは各国入管当局の管轄事項であり、国によってワクチンに関する条件(有効期間、ワクチンの種類等)や入国にかかる検疫等の措置(隔離、入国登録、PCR検査等)が異なり、かつ随時変更される可能性がありますので、渡航先の入国要件等の最新情報をご確認ください。


(参考)スイス保健庁プレスリリース https://www.admin.ch/gov/de/start/dokumentation/medienmitteilungen.msg-id-84383.html
(参考)EUによるスイスのコロナ証明承認に関するFAQ
https://www.newsd.admin.ch/newsd/message/attachments/67576.pdf
(参考)EUの各国措置及び旅行関連情報
https://reopen.europa.eu/en/