スイスへの入国にかかる各種措置について

2021/6/21
(概要)
  • スイスの水際対策には、スイス連邦移民庁が定める入国制限措置と、スイス連邦保健庁が定める検疫措置の2種類があります。
  • スイス連邦移民庁は、2021年6月17日(木)、入国制限措置を免除する国のリストを改訂しました。これにより、2021年6月21日(月)以降、査証免除による日本からの入国(90日以内の観光目的を含む短期滞在)が認められます。
  • 一方で、日本から飛行機で入国する場合には、ワクチン接種完了者を除き、入国の72時間以内に受検した新型コロナウイルス検査の陰性証明書の提示及び入国フォームの登録という検疫措置が継続していますのでご留意ください。
  • また、各航空会社が独自のルールを設けている場合があります。内容をご確認いただくとともに情報収集に努めてください。


(本文)
1 スイス連邦移民庁が定める入国制限措置
(1)日本からスイスへの入国制限について 
スイス連邦移民庁は、(シェンゲン協定加盟国からの入国など国際約束に基づくものを除き)外国からの入国を原則として長期滞在許可保持者や不可欠な短期商用の目的に制限するという入国制限措置をとっています。2021年6月17日(木)、入国制限措置を免除する国のリストを改訂しました。これにより、2021年6月21日(月)以降、査証免除による日本からの入国(90日以内の観光目的を含む短期滞在)が認められます。
 
(2)スイスでは入国制限措置により、以下に該当する場合を除き、全ての国からの入国者が入国制限の対象となっています。
(ア)以下の国籍者等
• スイス国籍者
• シェンゲン加盟国国籍者
• EU/EFTA加盟国から自由に移動する権利を有する者
• 第三国国籍者で、スイス査証を必要とせず、すでに合法的にシェンゲン加盟国に居住する者
• 第三国国籍者で、スイス査証を必要とするが、有効なシェンゲン査証もしくはシェンゲン加盟国滞在許可書を持つため、すでに合法的にシェンゲン加盟国に居住する者
• スイスの滞在許可書を有する者
(イ)その他の入国制限免除措置免除国(2021年6月21日時点)からの入国者
アンドラ、オーストラリア、ブルガリア、バチカン市国、アイルランド、イスラエル、日本、クロアチア、モナコ、ニュージーランド、ルワンダ、ルーマニア、サンマリノ、シンガポール、韓国、タイ、バチカン、キプロス。
 
(3)また、以下のシェンゲン加盟国から直接入国する方は、国籍に関係なく、通常の入国措置が適用されます。
ベルギー、デンマーク、ドイツ、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシャ、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、スウェーデン、スロバキア、スロベニア、スペイン、チェコ、ハンガリー。
 
(4)なお、上記対象国は、今後、変更となる可能性があります。最新状況は以下のスイス連邦政府のホームページをご確認ください。
(参考)スイス連邦移民庁
(参考)スイス連邦移民庁ホームページ:入国の条件について
(参考)スイス連邦保健庁ホームページ:入国について
(参考)スイス連邦保健庁ホームページ:航空機での入国に関する規則について
 
(5)入国制限措置対象国を経由しての入国については、空港の国際線トランジットエリアから出ない限りスイスに入国することが可能です。
(参考)スイス連邦政府プレスリリース:第三国から空路で経由便を使って入国する場合の制限について


3.スイス入国に際しての検疫措置
 スイス連邦保健庁は、出発地カテゴリー、ワクチン接種、交通手段によって、以下のとおり検疫措置(入国フォームの登録、PCR検査陰性証明書の提示、自己隔離の実施)を義務づけています。
 日本から飛行機で入国する場合には、ワクチン接種完了者を除き、入国の72時間以内に受検した新型コロナウイルス検査の陰性証明書の提示及び入国フォームの登録という検疫措置が継続しています。全体像は以下のとおりです。

スイス検疫措置一覧

出発地
カテゴリー
(注1)
ワクチン接種、
回復
(注2)
交通手段
(注3)
検疫措置
入国フォーム
登録
(注4)
PCR検査
陰性証明提示
(注5)
10日間の隔離
(注6)
1 完了 不問 免除 免除 免除
未済 不問 必要 必要 必要
2 完了 不問 必要 必要 必要
未済 不問 必要 必要 必要
3 完了 不問 免除 免除 免除
未済 不問 必要 必要 必要
日本を含む
上記以外
の国
完了 不問 免除 免除 免除
未済 車、自転車、徒歩 免除 免除 免除
電車、バス、船 必要 免除 免除
飛行機 必要 必要 免除
(注1)スイス連邦保健庁が指定する出発地のカテゴリー
 6月16日、スイス連邦保健庁は、スイス入国に際し検疫(自己隔離)措置等の対象となる、感染リスクが増大している国・地域のリストの改訂(24回目)を発表しました。6月17日以降の各カテゴリーの対象国・地域は以下のとおりです。
なお、スイス入国以前の10日間以内に同リストの対象国又は地域に24時間以上滞在した者に対し、最大10日間の自己検疫義務(違反者に対しては罰金が課される場合があります)及び各州当局への届出義務が課されます。

《カテゴリー1:隣接国以外の検疫対象国・地域》(海外領土等を含む)
エジプト、アンドラ、アルゼンチン、バーレーン、ベルギー、カーボベルデ、チリ、コスタリカ、ジョージア、コロンビア、クウェート、ラトビア、リトアニア、モルディブ、メキシコ、モンゴル、オランダ、パラグアイ、スウェーデン、セーシェル共和国、スロベニア、タンザニア、ウルグアイ。

《カテゴリー2:懸念される変異株が蔓延する国》(海外領土等を含む)
ブラジル、インド、カナダ、ネパール、南アフリカ共和国、英国。

《カテゴリー3:隣接国における検疫対象地域等》(スイスと国境を接している国については、地域毎に指定)
【ドイツ】
・該当なし。

【フランス】
・サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
・オー=ド=フランス地域圏
・イル=ド=フランス地域圏
・ノルマンディー地域圏
・ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏

【イタリア】
・該当なし。


【オーストリア】
・該当なし。

〇参考:連邦保健庁(BAG)ホームページ:感染リスクが増大している国・地域リスト


(注2)ワクチン接種完了者及び感染からの回復者に対する検疫措置免除
 ワクチン接種完了者及び感染からの回復者については、出発地カテゴリー2から入国する場合を除き、接種完了から6ヶ月の間、検疫措置が免除されます。
 
(注3)交通手段
日本を含むカテゴリー1~3に該当しない国・地域から入国する場合、交通手段によって検疫措置が異なります。

(注4)入国フォーム登録
 該当する場合は、スイス入国前に、入国フォームを以下のウェブページから登録することが必要です。子供の情報は同行する大人の入国フォームに追記可能です。入国フォームの登録後、電子メールで登録確認のQRコードが送付されますので、入国時には、登録確認メールを印刷したもの、またはスマートフォンでQRコードを提示してください。
(参考)スイス連邦政府ホームページ: 入国フォーム(電子フォーマット)
(参考)スイス連邦保健庁ホームページ: 入国フォーム登録について

(注5)PCR検査陰性証明提示
 該当する場合は、航空機搭乗および入国の際の、二段階で陰性証明書の提示が求められます。航空機搭乗の際には、入国前72時間以内に取得したPCR検査陰性証明もしくは入国前24時間以内の簡易抗原検査(Antigenschnelltest)が認められます。一方で、スイス入国審査の際には、入国前72時間以内に取得したPCR検査陰性証明のみが認められます。PCR検査陰性証明を提示できない場合(例えば簡易抗原検査結果を搭乗時に提示した場合)は、スイス入国後直ちに(PCR又は簡易抗原)検査を受けなければなりませんので、ご注意ください。ただし、12歳未満の子供は提出義務を免除されます。

〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: PCR検査陰性証明の提示について
〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: 航空機での入国に関する規則について

(注6)10日間の隔離
 該当する場合は、スイス入国後直ちに自宅又は宿泊施設に移動し、最大10日間の自己隔離を実施する必要があります。また、スイス入国から2日以内に所管の州当局に入国した旨を報告し、当局の指示に従う必要があります。
(入国後の)抗原検査又はPCR検査の結果が再び陰性の場合は、7日後に検疫措置を終えることが可能です。検疫措置(自己隔離)の義務を遵守しない者に対しては、重大な違反の場合は最高1万フランの罰金を各州が科す場合がありますのでご注意ください。

 当該措置の対象外者(ただし、新型コロナウイルス感染の症状を示す者を除く)
• 越境通勤者及び運送関係者
• 医療関係者、保安関係者、外交関係者等(雇用主が証明する必要あり)
• 鉄道、バス、船舶及び航空機の乗務員等
• 職業上又は医療上の理由で、延期不可能な事情による者
• 乗り継ぎのため、感染リスクの高い国又は地域に24時間未満の間滞在した者
• 他国への通過目的でスイスに滞在する者
• 感染リスクの高い国又は地域で開催された文化行事、スポーツ大会ないし専門会議に参加した芸術家、スポーツ選手、会議参加者(但し、当該イベントにおいて適切な感染予防措置が執られている場合)


〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ: 自己隔離について
〇参考:スイス連邦政府プレスリリース: 入国後の自己隔離について
〇参考:スイス連邦保健庁ホームページ:検疫措置及び各州連絡先について