エミール・フライ・グループ会長ヴァルター・フライ氏に対する勲章授与について

平成25年11月16日


 平成25年秋の外国人叙勲受章者として、スイスよりエミール・フライ・グループ会長であるヴァルター・フライ氏が決定しました。

 フライ氏は、「日・スイス間の経済関係強化に寄与」したとの功労により、旭日中綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Neck Ribbon)を授与されました。

 同氏は、1960年代後半、欧州でまだ知名度がなかった日本車の品質の高さを周知することに尽力されました。また、2005年国際博覧会の愛知県への誘致や日・スイス経済連携協定締結の際にも大きく貢献されました。

 この旭日中綬章は、平成25年11月15日、前田隆平駐スイス日本国特命全権大使によって、フライ氏に伝達されました。前田大使は同日、大使公邸での勲章伝達式に続いて、叙勲祝賀レセプションを開催しました。

 フライ氏より、日本国政府に対する感謝の意が日本語で表明されました。続いて、初めて日本車に出会ったときにその品質の高さに感銘を受けたこと、そのすばらしい日本車の販売権を得ることができ、大変誇りに思っていること、日・スイスの経済関係がますます強化されていることが述べられました。

 前田大使より、これまでのフライ氏の日・スイス経済関係強化に多大な貢献をされたことを改めて紹介しつつ、東日本大震災の際に同氏から多大な寄付が寄せられたことに感謝の意を伝えました。また、平成26年に両国は国交樹立150周年を迎え、さらに関係が強化される旨述べました。