クロッペンシュタイン・チューリッヒ大学日本学名誉教授に対する勲章授与について

平成22年6月16日
 


 平成22年春の外国人叙勲受章者として、スイスより、エドゥアルド・クロッペンシュタイン・チューリッヒ大学日本学名誉教授の受章が決定しました。

 クロッペンシュタイン氏は、「スイス及びヨーロッパにおける日本文化、日本文学の普及に寄与」したとの功労により、旭日中綬章(Order of the Rising Sun, Gold Rays with Neck Ribbon)を授与されます。

 同氏は、チューリッヒ大学日本学教授として、スイス及びヨーロッパにおける日本学の普及に貢献したほか、数多くの日本文学作品のドイツ語訳出版に携わり、また日本の著名な文学人等をスイスに招待し、講演会、朗読会等を多数企画・開催するなど、スイスにおける日本文学の紹介に大きく寄与しました。

 この旭日中綬章は、平成22年6月15日、小松一郎・駐スイス日本国特命全権大使によって、クロッペンシュタイン教授に伝達されました。小松大使は同日、大使公邸での勲章伝達式に続いて、叙勲祝賀レセプションを開催しました。

 はじめに小松大使より、クロッペンシュタイン教授がスイス及び欧州における日本文学、日本文化の普及に果たしてきた役割や、その意義の大きさについて述べました。

 続いてクロッペンシュタイン教授より、日本国政府に対する感謝の意を述べるとともに、自らのこれまでの活動を振り返りつつ、スイスにおける日本文学、日本文化の発展に今後も積極的に寄与していきたい旨述べました。

 この行事には、チューリッヒ大学日本学関係者など約50名が参加しました。