ブラッター国際サッカー連盟(FIFA)会長に対する勲章授与について
平成21年9月9日
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平成21年春の外国人叙勲受章者として、スイスよりジョゼフ・ゼップ・ブラッター国際サッカー連盟 (FIFA) 会長、国際オリンピック委員会 (IOC) 委員の受章が決定しました。
ブラッター氏は、「我が国スポーツ界の発展並びにサッカー普及と技術向上に寄与」したとの功労により、旭日大綬章(Grand Cordon of the Order of the Rising Sun)を授与されることとなりました。
同氏は、FIFA事務総長の在職時に、2002年に開催されるFIFAワールドカップの開催地決定において、日本の開催に尽力しました。また FIFA 会長に就任した後は、2002ワールドカップ韓国・日本の開催を無事成功に導き、更に同氏は、FIFA クラブワールドカップの日本開催に尽力するなど、我が国におけるスポーツの振興に大きく寄与しました。
この旭日大綬章は、平成21年9月8日、小松一郎・駐スイス日本国特命全権大使によって、ブラッター氏に伝達されました。小松大使は同日、この大使公邸での勲章伝達式に続いて、叙勲祝賀レセプションを開催しました。
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はじめに小松大使より、2002年ワールドカップの日韓共同開催決定に至るまでの経緯、カナナスキスG8サミット直後のワールドカップ決勝戦へのシュレーダー独首相(当時)出席をめぐり話題となったいわゆる「ヒッチハイク外交」、その後の日独関係等に触れつつ、同会長が我が国のスポーツ発展のみならず、日本外交にも多大な肯定的影響を及ぼした旨述べました。
続いてブラッター氏より、日本国政府に対する感謝の意と共に、日本におけるサッカーの歴史や国際大会の開催、日本と FIFA との緊密な関係や日本のサッカー関係者及びサッカーの理念が本日の祝賀の対象である旨述べました。
この行事には、UEFA 会長や日本サッカー協会会長、リトバルスキー・FC ファドゥーツ監督を始めとするサッカー関係者の他、スイス政府要人、経済界要人など約70名が参加しました。