白石大使の活動報告コメント「サンモリッツ市長表敬<白銀のサンモリッツ>」

令和3年12月17日
「白銀のサンモリッツ」
レーティッシュ鉄道本社を訪問した後、車でサンモリッツ市に向かいました。ニセコスキー場で有名な北海道・倶知安町と姉妹関係にあるリゾート地で、クールから45キロほど離れています。標高でいえば600メートル程度のクールから1800メートル余りの高地へ、つづら折りの山道を上っていくルートを走りました。

2時間足らずでしたが、11月初めとはいえ、山道の路面はところどころ凍結し、道路脇には除雪された雪が残っています。数日前から雪が断続的に降ったそうで、一面の雪。見たところ50センチメートルほど積もっていました。

「11月中は休業中のホテルも多いのですが、滑ろうと思えばスキーを楽しめますよ」とホテルの従業員が雪景色を指し示しながら解説してくれました。この時期は閑散期に当たるようで、12月からの本格的なシーズン到来前に、従業員を休ませ、施設の維持管理に力を入れるのだといいます。

サンモリッツ市も他のスキーリゾートと同様、コロナ禍によるスキー客減少に悩んでおり、この冬はその穴埋めをしたいのだと、イエニー市長は強調していました。

サンモリッツ訪問は、姉妹都市間の交流に対する御礼と、今後の往来促進をお願いするのが目的でした。市長の日程の都合で市庁舎ではなく、湖沿いのホテルで面会することになりました。ホテルのベランダに立つと、白銀の峰を背に青い湖が眼前に広がっています。湖岸の遊歩道には散歩やジョギングを楽しむ人たちが見えました。

市長によると、サンモリッツの姉妹都市である北海道倶知安町との交流再開を楽しみにして待っているそうです。(12月9日記)