白石大使の活動報告コメント「造船ではなく廃棄物処理からエネルギーで国際展開」
令和4年4月11日


海ではなく陸で勝負、というのが3月24日に訪ねた日立造船イノバ社のモットーだと感じました。
日立造船の前身は1881年(明治14年)に英国人が創設した「大阪鉄工所」で、当時は造船業を営んでいました。その後、変遷を経て1943年(昭和18年)に「日立造船」へと社名を変更、1965年(昭和40年)に日本初のゴミ焼却プラントを納入したといいます。その頃から現在の事業が中核になったようです。
日立造船が主として日本とアジア地域、イノバ社が欧米、中東地域と棲み分けをしながら事業を展開しています。イノバ社は海外の企業を買収・合併しながら成長しており、チューリッヒが国際事業の拠点になっています。もともとイノバの名前は2010年に買収した欧州の会社の名称で、これにより日立造船イノバ社が誕生したことになります。
家庭や企業から排出されたゴミを焼却し、その過程で生まれる熱を利用して発電し、それを社会に還元していく、というのが同社のビジネスモデルです。「廃棄物からエネルギーを(Energy from Waste)」で世界一を目指すと、日立造船のホームページは書いています。
イノバ社では、司城会長から同社の歴史から現在の事業まで、総括的な説明を受けました。日本の造船業が韓国や中国などの追い上げで苦境に追い込まれる中で、廃棄物処理からエネルギーを生み出していくという新しい分野に活路を見いだし、今では世界的に事業を展開しているそうです。スイスに本社機能を置き、多言語を操るスイスの人材を活用しているとのことでした。
海から陸へ、船造りから電気造りへと転進するイノバ社の活躍を期待しています。(4月7日記)
日立造船の前身は1881年(明治14年)に英国人が創設した「大阪鉄工所」で、当時は造船業を営んでいました。その後、変遷を経て1943年(昭和18年)に「日立造船」へと社名を変更、1965年(昭和40年)に日本初のゴミ焼却プラントを納入したといいます。その頃から現在の事業が中核になったようです。
日立造船が主として日本とアジア地域、イノバ社が欧米、中東地域と棲み分けをしながら事業を展開しています。イノバ社は海外の企業を買収・合併しながら成長しており、チューリッヒが国際事業の拠点になっています。もともとイノバの名前は2010年に買収した欧州の会社の名称で、これにより日立造船イノバ社が誕生したことになります。
家庭や企業から排出されたゴミを焼却し、その過程で生まれる熱を利用して発電し、それを社会に還元していく、というのが同社のビジネスモデルです。「廃棄物からエネルギーを(Energy from Waste)」で世界一を目指すと、日立造船のホームページは書いています。
イノバ社では、司城会長から同社の歴史から現在の事業まで、総括的な説明を受けました。日本の造船業が韓国や中国などの追い上げで苦境に追い込まれる中で、廃棄物処理からエネルギーを生み出していくという新しい分野に活路を見いだし、今では世界的に事業を展開しているそうです。スイスに本社機能を置き、多言語を操るスイスの人材を活用しているとのことでした。
海から陸へ、船造りから電気造りへと転進するイノバ社の活躍を期待しています。(4月7日記)