白石大使の活動報告コメント:「森に囲まれた最先端の研究施設に世界の頭脳が集う」
令和4年9月13日


9月6日午前、アールガウの森に囲まれたポール・シェラー研究所を視察しました。広大な森の中に複数の独立した大型研究施設があり、それぞれが独自に研究開発を進めています。
しかし、それぞれが同じ森の敷地内にあるので、研究者たちが日常的に集まり、意見交換する中で、新しい発想や研究成果が生まれるのだといいます。
「円形電子加速器」「核破砕中性子加速器」「ミューオン加速器」「X線自由電子加速器」の4つの大規模先端施設が一箇所に集まる、世界でただ一つの研究所で、世界中から多くの研究者が集まっています。年間のこれらの施設を利用する研究者はおよそ2400人で、半数はスイス国外からの利用者です。
この日は、ティエリー・シュトレスル部門長(物理学者)とゲプハルト・シェルトラー生物化学局長、また日本から来て長年ここで研究生活を送る石川尚・同副局長が私たちを案内してくれました。
説明を聞きながら研究所内の施設を見て回ったのですが、科学に疎い私にとっては難解でしたが、最先端の研究が進んでいる、ということはわかりました。日本の研究機関や企業との協力も行われているが、これをもっと活発化させたいという期待が示されました。また、日本人の研究者は現在、11人で、中国人は90人ほど。日本人研究者にもっと活用してもらいたいそうです。
印象に残った一つが、研究施設・装置の主要な部分に日本の技術、製品が使われていることでした。「これは日本でしか作れない、重要かつ不可欠な装置です」と日本メーカーの名前を挙げながら、担当者が説明してくれましたが、誇らしく思いました。
2024年にはPSI主導の産学共同施設であるPark Innovaareが開所するということで、人材面でも、資金面でも、日本企業・研究機関からの支援強化を期待したいとのことでした。(9月8日記)
しかし、それぞれが同じ森の敷地内にあるので、研究者たちが日常的に集まり、意見交換する中で、新しい発想や研究成果が生まれるのだといいます。
「円形電子加速器」「核破砕中性子加速器」「ミューオン加速器」「X線自由電子加速器」の4つの大規模先端施設が一箇所に集まる、世界でただ一つの研究所で、世界中から多くの研究者が集まっています。年間のこれらの施設を利用する研究者はおよそ2400人で、半数はスイス国外からの利用者です。
この日は、ティエリー・シュトレスル部門長(物理学者)とゲプハルト・シェルトラー生物化学局長、また日本から来て長年ここで研究生活を送る石川尚・同副局長が私たちを案内してくれました。
説明を聞きながら研究所内の施設を見て回ったのですが、科学に疎い私にとっては難解でしたが、最先端の研究が進んでいる、ということはわかりました。日本の研究機関や企業との協力も行われているが、これをもっと活発化させたいという期待が示されました。また、日本人の研究者は現在、11人で、中国人は90人ほど。日本人研究者にもっと活用してもらいたいそうです。
印象に残った一つが、研究施設・装置の主要な部分に日本の技術、製品が使われていることでした。「これは日本でしか作れない、重要かつ不可欠な装置です」と日本メーカーの名前を挙げながら、担当者が説明してくれましたが、誇らしく思いました。
2024年にはPSI主導の産学共同施設であるPark Innovaareが開所するということで、人材面でも、資金面でも、日本企業・研究機関からの支援強化を期待したいとのことでした。(9月8日記)

