白石大使の活動報告コメント:「日本とスイスの関係強化に努める友好議連に多謝」

令和4年9月15日
白石大使の活動報告コメント:「日本とスイスの関係強化に努める友好議連に多謝」
9月12日夕、ベルン市内でスイス日本友好議員連盟の年次総会が開かれました。
 
総会は、スイス日本商工会議所との共催で、議連からはシュナイダー=シュナイター会長、ブルカルト副会長ら、商工会議所からハーブ会長ら幹部が出席。日本大使館から私のほか前田公使ら館員が参加しました。
 
日本とスイスの間では、今年4月にカシス大統領がシュナイダー=シュナイター会長のほかスイス経済界、学術界の要人を伴って訪日し、岸田首相と会談していますし、この11月にはスイス国民議会外交委員会メンバーが日本を訪れる予定で、政治レベルの交流が活発化しています。
 
経済レベルでは、コロナ禍の影響もあって以前と同様というわけにはいかないようですが、総会の出席者からは、スイスに対する日本からの投資拡大を求める声が聞かれました。
 
両国関係はおおむね良好に推移していますが、解決しなければならない課題もあります。相互理解と友好促進の立場から解決に向けて取り組もう、というのが、この日の年次総会に出席した人たちの総意だったように思いました。
 
私は、乾杯の挨拶の中で、2024年は両国が国交を結んでから160年の記念の年に当たることを指摘した上で、過去の実績を踏まえ、更に今後も着実に友好親善関係強化に取り組む決意を述べ、賛同の拍手をいただきました。
 
2023年には、スイスが初めて国連安全保障理事会の非常任理事国に就任します。2024年までの2年間ですが、同じく非常任理事国に選任された日本と席を並べます。日本は12回目の登板になります。国際社会で両国が協力する機会が増えると思いますので、ここスイスでも更に両国のきずなを強めるよう努めていきます。(9月13日記)