白石大使活動報告コメント:「革新と持続性を掲げて世界市場で競う」
令和4年10月31日
外国大使団の説明会
ノイトリック工場視察
毎年、この頃にリヒテンシュタイン政府による外国大使団への説明会が開催されます。外交団への説明を通じて、リヒテンシュタイン公国がいかに投資先として魅力があるか、技術・人材面で他国に秀でているか、などなど注目点をアピールする重要な機会になっています。
今回は、午前中に工場視察が組まれていました。外交団を3班に分けてそれぞれ異なる視察先に案内するのですが、私は「ノイトリック」という電子部品工場を見学するグループに入りました。
そこは、スピーカーやマイク、アンプなど音響製品用の接続器(コネクター)とそのケーブルをつくっている部品メーカーで、海外市場に輸出しているそうです。日本のソニーやヤマハ製品にも使われていると言っていました。
リヒテンシュタインは、人口4万人程度の小国です。その小国が世界の大国と競って存在感を示すには、それこそ並大抵の努力では済まないと思います。その覚悟と熱意が部品メーカーの技術者の説明から伝わってきました。
工場見学後、最近できたばかりの地ビール製造所兼レストランの会場で、リヒテンシュタイン政府首脳によるスピーチがありましたが、キーワードは「イノベーション」(革新)と「サステナビリティー」(持続性)でした。これらは最近のはやり言葉になっていますが、リヒテンシュタインにとっては他国との違いを具体的にどう示していくのか、が大きな課題だと思います。
日本のことわざにあるように、「一寸の虫にも五分の魂」、そんな心意気を感じさせる説明会でした。(10月25日記)
今回は、午前中に工場視察が組まれていました。外交団を3班に分けてそれぞれ異なる視察先に案内するのですが、私は「ノイトリック」という電子部品工場を見学するグループに入りました。
そこは、スピーカーやマイク、アンプなど音響製品用の接続器(コネクター)とそのケーブルをつくっている部品メーカーで、海外市場に輸出しているそうです。日本のソニーやヤマハ製品にも使われていると言っていました。
リヒテンシュタインは、人口4万人程度の小国です。その小国が世界の大国と競って存在感を示すには、それこそ並大抵の努力では済まないと思います。その覚悟と熱意が部品メーカーの技術者の説明から伝わってきました。
工場見学後、最近できたばかりの地ビール製造所兼レストランの会場で、リヒテンシュタイン政府首脳によるスピーチがありましたが、キーワードは「イノベーション」(革新)と「サステナビリティー」(持続性)でした。これらは最近のはやり言葉になっていますが、リヒテンシュタインにとっては他国との違いを具体的にどう示していくのか、が大きな課題だと思います。
日本のことわざにあるように、「一寸の虫にも五分の魂」、そんな心意気を感じさせる説明会でした。(10月25日記)