白石大使活動報告コメント:「小・中学生13人の瞳が輝いた学習発表会」

令和4年11月4日
挨拶
 10月29日の土曜日午前、チューリッヒ日本人学校の学習発表会が開かれ、13人の児童・生徒が日頃の成果を披露しました。

 午前9時から体育館で行われた発表会には、保護者の皆さん方が家族連れで訪れ、和やかな雰囲気の中で、子供たちの発表ぶりを見守っていたのが印象的でした。

 児童・生徒数が13人という小さな学校という事情もあり、校長の中川先生や他の教職員も“友情出演”する場面も登場して、児童・生徒・教職員が一体となった楽しい学習発表会になりました。

 発表会冒頭には、小学部の児童による太鼓演奏が体育館に響き渡りました。なかなか元気のいい演奏でした。続いて、学年ごとに分かれて、事前に撮影したビデオを大型テレビ画面で紹介したり、ホワイトボードを利用してクイズを出題して会場から答えを求めたり、あるいは自作の寸劇を演じるなど、それぞれ工夫を凝らした発表を続けました。

 また会場では児童・生徒の習字、絵、感想文などを展示し、立体的な構成で発表会を盛り上げていました。

 締めくくりには、全校児童・生徒による「歌よ、ありがとう」の合唱と、続いて「情熱大陸」の合奏があり、大いに盛り上がった発表会となりました。

 私が学習発表会に出席したのは、大使として着任した直後の2019年秋以降3年ぶりになります。その間、直接参加することができず、ビデオメッセージで挨拶したこともありました。今年は念願の出席がかなって喜んでいます。

 先日、野外学習の一環としてベルンの日本大使館を訪問した皆さんに、「大使の仕事」についてお話することができました。これも、私にとってはいい思い出になりました。

 残念ながら、私の大使としての任期は3年を過ぎ、11月中旬に日本に帰ることになりました。日本人学校の訪問が最後の公式日程です。児童・生徒そして教職員の皆さんが、これからも元気に学習・教育、課外活動に取り組まれることを期待しています。(10月30日記)
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