令和元年春の外国人叙勲 -ハンス・ビャーネ・トムセン氏(チューリッヒ大学教授)-

令和元年5月21日
 令和元年5月21日,日本国政府は,令和元年春の外国人叙勲受章者を発表し,スイスにおいては,ハンス・ビャーネ・トムセン氏(チューリッヒ大学教授)がその功績により旭日小綬章を受章されました。

 
・賞   賜:
 
旭日小綬章
 
・功績概要:
 
芸術分野における日本・スイス間の交流及び相互理解の促進に寄与
 
・氏   名:
 
ハンス・ビャーネ・トムセン(Hans Bjarne Thomsen)
 
・主要経歴:
 
チューリッヒ大学哲学部東アジア芸術史学科長
 
・住所(国籍):
 
スイス チューリッヒ州 (アメリカ合衆国/デンマーク)
 

 トムセン氏は,チューリッヒ大学教授として学会の開催や論文の執筆等を通じ,学術的観点からスイスにおける日本文化理解促進に大きく貢献されています。特に,平成29年には三笠宮彬子女王殿下を講師としてチューリッヒにお迎えして日本美術に関する講演会等を実現され,また,平成21年以来スイスの美術館等で所蔵されている日本美術工芸品を積極的に紹介するプロジェクト(在外秘宝プロジェクト)を継続的に行っておられます。

 さらに,日スイス間の文化交流及び友好関係の強化にも積極的に貢献され,平成26年の日スイス国交樹立150周年記念事業の際には,ベルン,ザンクトガレン及びジュネーブにおいて計3つの特別展覧会がトムセン氏の貢献により実現しました。また,平成27年8月以降はスイス日本協会役員に就任され,その立場におかれても日本関連の文化広報活動を更に活発に展開されています。

 在スイス日本国大使館は,トムセン氏による日スイス関係の深化に対する数々の貢献及び協力に改めて感謝申し上げるとともに,この度の勲章受章に心からお祝い申し上げます。